仕事ではパソコンのスキルは必須?


専門学校で講師をする場合、相手にする生徒たちの年代は18〜20代前半くらいになります。
いわゆるデジタルネイティブ世代なので、生まれた時には家庭にパソコンが一台以上あってもおかしくない世代ということになりますね。

となれば若い子たちはパソコンを操作するのがみんな得意なのではないか、印象的にはそう考えられるでしょう。

しかし…。

セッジです!おはようございます!
学校で(最近ではオンラインでも)パソコンのソフトを教えていることから、教え子はIT系に強いがという印象を持たれることが多いのですが、実のところはそうでもないのですよねー!

【この記事は2018年10月5日に更新されました】

実はパソコンが苦手な子が多くなっている

私が専門学校でパソコンを使った授業の講師をしている、というと、
「セッジさんの教え子さんたちは、みんなPC得意なんでしょうねー」と言われることが多い印象です。

しかし、意外にも。
いまの18~20代は実はパソコンが苦手な子がやや多い印象です。
まずキーボードが苦手です。マウス操作もひょっとすると苦手かもしれません。
なぜでしょうか?

答えはスマートフォンです。

いまの生徒たちは携帯はスマートフォンが当たり前ですので、自宅にPCを持つ必要がありません。
ですから、なにか調べものがあった場合でも全てスマートフォンで調べています。

フリック入力もとても早く、私などはとても追いつけません。

ですが、これがパソコンに置き換わると立場が逆転してしまいます。
私がいわゆる「教えるモード」ではなく「仕事モード」になった状態でパソコン操作をはじめると、速すぎて何をしているか理解できなくなる、と言われます。

※個人的にはそこまで速くはなくて、お仕事をしている人なら一般レベルの速度だと思っています。

業務的にパソコンが苦手、という事の他にはもう一つ、連絡手段の問題もあります。
メールや電話で連絡を取ろうとしても、気づかないのか、出ないのか、あるいはその両方なのかはわかりませんが、とにかく繋がらないのです。

しかし、これもLINEなどになると別です。
LINEを通じて連絡を取ると結構見ていることが多いのです。

業務レベルではパソコンを要求される

文字打ちをPCでさせると時間がかかりますが、彼らはフリック入力ならもっと早く打ち込める自信があると言います。

情報端末が誰でも持ち歩ける時代になったといえばそうなのですが、仕事で何かする、という場合はまだ別問題です。

最近のリサーチによれば、大手企業がもとめる新入社員のスキルの多くは、
「業務レベルでパソコンやソフトウェアが使える」
ということでした。

少なくとも、MSオフィスなどが普通に使えることは大前提で、最近ではなんと一般企業でもクリエイティブ系のソフト、つまりはイラストレーターやフォトショップが使えることも重視しはじめています。

スマートフォンやタブレットがあれば簡単なお絵描きや文字打ちくらいはできるかもしれません。

また、連絡手段についてもLINEのような、いわば交友関係を広げるためのものは、業務では使用することはほとんどありません(情報漏えいの問題もありますので)

やはり一般的には電話やメールが主流になりますので、メールや電話は必ずチェックする必要があるでしょう。

このように、業務レベルではまたまだPCが必要なので、就職するという意味ではパソコン操作は「基本的にできること」という認識を持ち、苦手意識は克服して行きましょう。

ジェネレーションギャップといえばそれまでなのですが、趣味的なものはまだしも、業務レベルだと「苦手だから」ではすまないことがありますよねー。
その意味でももっとパソコンを使いこなせるようにがんばりましょう!
では今回はこの辺で!
また、他の記事でもお会いしましょう!


ブログランキング参加中!
このブログが役に立ったと思ったら、投票をお願いします!

にほんブログ村 デザインブログへ



コメント