10面 名刺テンプレートの作り方 illustrator CC 講座58

名刺テンプレートの作り方

4月が近くなって来ましたので、年度が新しくなるのに合わせ、名刺を作り直す予定は無いでしょうか?

デザイン性の高い名刺であれば印刷会社に発注するのが良いと思いますが、最近はプリンタ用名刺用紙の品質が上がってきていますので、自作するのも良いと思います。

今回は、市販されているインクジェット用名刺用紙のサイズに合わせたテンプレートの作り方をご紹介いたします。

illustrator形式のファイルを公開しますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。

おはようございます!
最近はこういった10面名刺用紙も進化してきていますね!


名刺用紙のサイズ

プリンタ用名刺用紙というとミシン目が入っていて、プリントした後に切り離せるのは良いのですが、裁ち落とし部分がマイクロミシンであってもでこぼこしたり、ざらついたりしてしまっていかにもプリンタ用紙で刷ったものという印象になってしまいます。

今回用意したのはマクセル すっきり名刺 A4 10面 標準 10枚 EJ21131D2-10という製品になりますが、このタイプの用紙はミシン目がありません。

台紙の上に切り込みを入れた名刺用紙が乗った形になっていますので、プリント後に切り離しますと裁ち落とし部分も非常にキレイで、一見家庭用プリンタでプリントしたようには見えない仕上がりになります。

※ちなみに、アイキャッチの写真は今回ご紹介した用紙をブラザーの複合機MFC-J987DNを使ってプリントしたものです。


ではこの用紙のサイズに合わせてさっそく作成してみましょう。

一般的な名刺サイズは、長辺91mmx短辺55mmです。

マクセルの名刺用紙もこのサイズを基本としていて、A4用紙を縦とした場合、横に2つ、縦に5つ並べた形となっています。

デザインをする場合はまずこの一枚分の大きさで作るのが良いと思いますので、まずはこのサイズから作成しておきましょう。

名刺サイズを作るにあたって、ここで一点注意するところがあります。

もし、名刺データを作って印刷会社に外注する場合は下図左のように、裁ち落としの設定はそのまま、つまり天地左右3mmの設定のままにしておき、全面に色や写真・イラストなどがある場合は実際の名刺サイズよりも3mm大きめに作る必要があります。

今回の場合は名刺をA4の中にピッチリ並べていきますので、この場合は裁ち落としが全て0になっている方が後ほど並べやすくなります。

新規ファイル設定


マージンの作成

名刺に限らず印刷物を作る場合、用紙の裁ち落とし部分に文字や重要なものが触れるのはNGです。(装飾としての文字はOK)

できれば実サイズから3mmほどマージンが欲しいところですが、名刺の画面は小さいので3mmのマージンが以外と大きく見えてしまいまうため、今回は天地左右各2mm小さくした幅87x高さ51mmの長方形を描いておきます。

この長方形が画面の中央に来るように、整列パネルでアートボードを基準にする設定にして、水平・垂直方向中央ボタンを押して真ん中に合わせておいてください。

位置が調整できたら、右クリック→ガイドを作成を実行します。

これが表面のマージンになります。


裏面のマージンも作っておきましょう。
これらはそれぞれ表面、裏面、などと区別できるように別ファイルにします。

マクセルの用紙の場合、裏側は台紙に貼りついている形になっているので、表面よりもさらにマージンを必要とします。

用紙の仕様書によれば、マージンの内側のサイズは、横幅83x高さ47mmとありましたが、実際プリントすると少し文字などがひっかかる形になることがありましたので、さらに余裕をつけて、82x46mmで設定しています。

この数値を角丸長方形で設定してください。角丸の半径は8mmにしています。
丸みをつけているのも用紙の台紙部分がまさにこういう形をしているからです。

それではこちらもガイド化しておきます。

裏面マージンの設定


参考:表面・裏面のデザイン

用紙データの設定ができましたので、こちらで作ってみたサンプルが以下のものになります。

一応このレイアウトもンプレート化したものを最後に配布します。
あくまでも参考ということでご覧ください。

表面のデザイン

裏面はこんな感じにしています。

最近はQRコードがあった方が名刺からサイトに来てくれる可能性が上がるという話をよく聞きますので付けてあります。

裏面のデザイン

ちなみにQRコードは、以下のサイトで作成させて頂きました。



A4名刺テンプレートの作成

ではA4テンプレートを作って、出来上がった1枚の名刺を並べていきましょう。
まずは普通にA4サイズの用紙を作成します。印刷プリセットのA4を選択して構いません。

つづいて、長方形グリッドツールに切替え、アートボードの適当な場所をクリックして、オプションを表示させて、サイズに幅182x高さ275mmと入力します。(横2枚分、縦5枚分ということです)

グリッドツール設定


出来上がったグリッドは、整列パレットを使って、用紙の中央に来るように設定しておいてください。

また、作成直後の長方形グリッドはガイドライン化できませんので、一度右クリック→グループ解除し、その後右クリック→ガイドを作成を実行してみてください。

グリッドの中央寄せ


名刺表裏データの配置

テンプレートが出来たところで、表面、裏面のデータを配置していきましょう。

ファイルメニュー→リンクを配置を実行します。

マウスカーソルが配置用のカーソルに変化します。

スマートガイドがオンになっていれば、グリッド左上の角に合わせてクリックしますと、図のようにグリッドの左角と、名刺データの左角がスナップした状態になります。

配置できたら、それをコピーして角の位置をスナップさせながら増やしていけば、合計10枚の名刺をA4の中に配置することができます。

裏面も(別ファイルまたは別のアートボードにして)同じ方法で並べておきましょう。

名刺データの配置

これで名刺用紙に合わせた配置ができましたが、一つ補足することがあります。

今回の見本のデザインは上下に帯があり、これの天地左右は裁ち落としに接しています。

プリンタで印刷する場合、用紙の差し込み方によっては物理的にズレることがありますので、裁ち落とし部分に用紙の地の色(この場合は白)が裁ち落とし部分にでてしまうことが多いです。

こういう場合は下図のように帯であれば帯の高さに合わせた長方形を作って、左右にはみ出すようにしておきましょう。

こうしておけば、切り離したときの印刷ズレが起きていても目立ちにくくなります。

印刷ズレ防止法


最後に

今回は名刺のテンプレートの作り方をご紹介させていただきました。

たまたま手持ちの用紙がマクセルのものだったので、こちらに合わせてテンプレートを作成しましたが、もし他のメーカーのものに合わせたテンプレートが欲しいという方がいらっしゃいましたら、用紙のサイズ仕様を教えていただければ作成します。

テンプレート作成は無料ですが、その作成したテンプレートも一般配布させていただく事が条件になります。

また、もし名刺そのもののデザインをして欲しい、という方がいらっしゃいましたら、そちらはすみませんが有償とさせていただきます。(報酬額はご相談)

それではillustratorCS5以降に対応した名刺テンプレートを配布いたします。
このテンプレートに著作性は無いと思いますので(^_^;)、ご自由にお使いください。

では今回はこの辺で。
おつかれさまでした!




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