【Adobe CC 2020】新機能紹介と過去バージョンとの共存法

【Adobe CC 2020】新機能と過去バージョンとの共存方法

先生ー!Adobe CCが2020になったノ!
古いの消して、新しいのをインストールするノ!
ダメダメ!
ファイル形式が変わったりトラブルが起きたりするので、前のも残しといて!
(去年、私もやるとこだったので黙ってよ😅)


2019年11月8日、Adobe Creative Cloud 2020がリリースされました。

毎年今頃の時期に同様の記事を書いています。
新しいバージョンが出ると「すぐ使ってみたい!」と思うところですね。

過去のバージョンのファイルと違いがでてしまうコトもあり、
当ブログでは最低でも1つ前のバージョンを残した上でのインストールをオススメしています。

ということで、おはようございます!
デザイン講師ブロガーのセッジです!
毎年恒例になってきましたが、新機能と過去バージョンの共存法をご紹介しますね!
こんにちは、トラノです!
今回のバージョンアップではついにアノソフトが…!

Adobe CC 2020 注目点

2019年11月4日~6日、ロサンゼルスにて毎年恒例のAdobeの祭典「Adobe MAX 2019」が開催されました。

Adobe CCは不具合の修正や機能追加のため、小さなバージョンアップが年に数回行われています。
こういったことをマイナーバージョンアップといいます。

しかし、秋のバージョンアップは意味が違います。
こちらはメジャーバージョンアップといって、ソフトの機能などが大きく変わります。

先輩、ソフト名から「CC」が消えていませんか?

あれ?ホントだ…なんでだろ?

これまでAdobe CCに含まれるソフトウェアは、例えば「illustrator CC 2019」「Photoshop CC 2019」など、「ソフトウェア名+CC+年度」という命名ルールがありました。

それが2020年度バージョンからは「ソフトウェア名+年度」というルールに変わっています。

その理由は不明です。
私的には、これまでは「Creative Cloud」を周知させるために付けていたのでは無いかと考えています。

そろそろCC=Creative Cloudというコトが定着してきた、という判断でソフト名から「CC」を消したのかもしれません。

ちょっとズレて来たので話を戻します。
今回の目玉はAdobeで最も有名なソフトに関する発表だと考えています。

先輩、今回の目玉と言えば、やっぱり…?

そう、昨年のAdobe MAXで発表され、期待されていたiPad版フォトショがついに公開されたのです!

iPad版Photoshop…そしてillustrator

iOS(iPadOS)にも数多くのグラフィックソフトが存在します。
しかし、PCの…特にPhotoshopの操作性に慣れている人にとっては、勝手が違って馴染みにくいかもしれません。

その意味では、多くの人がタブレットで動くPhotoshopを熱望していました。

こういったユーザーの声を聞き入れたのか、公式にAdobe MAX 2018にて「iPad版Photoshopを開発中である」という発表があり、大いに盛り上がりました。

しかし、これについては2019年に公開される、という情報のみだったため、多くのユーザーがモヤモヤしながら待っていました。

それが今回のAdobe MAXで解禁となったのです。

「これでPCが無くてもPhotoshopが使える」

とあなたは思ったかもしれません。
しかしながら、iPad版PhotoshopはPCからの完全移植版ではありません。

というのも、一部使用できない調整レイヤーや、CMYKモードが使えないなど、PC版の性能そのままとは言いにくいのです。

けれども、iPad版もPC版もクラウド経由で同じPSDファイルを共有できるので、
iPadでは「制作の入り口」として場所を選ばず作業し、
「最終的な仕上げ」はPCで行うというスタイルを作ろうとしているのでは?と私的には考えています。



そして今回のAdobe MAXではもう一つ大きな発表がありました。
Adobeのもう一つの旗艦ソフトウェア、illustratorのiPad版が2020年に公開される予定です!

先輩は…我慢できなくなってiPad第7世代を購入してしまったそうです😅
ちなみにiPad版フォトショは、2020年1月31日までにフォトプランを契約するとPC版と一緒に使えて、それ以降はiPad版だけで税別980円になるそうです。


illustrator 2020 新機能

では先輩、イラレの新機能について教えて下さい。

了解。リリース直後のユーザーさんたちの反応見ていたら、新機能少ないの?という印象だったんだけど…。

illustrator 2020はこれまでになかった機能…というよりも、どちらかというとこれまでにあった機能の強化・修正がメインとなっているような印象です。

ただ、少し注意したほうが良い点があります。
illustratorには無印・CS・CCというバージョンの形式があり、CCについてはどの年度のバージョンでも共通であるという仕様でした。

しかし(同じCCなのに)2020では専用の形式になりました。
2020形式で保存したものを、2019以前で開こうとすると警告が出てきます。

そのため、2019以前のillustratorでファイルを開く場合には「CC(レガシー)」という形式で保存する必要があります。

illustratorオプションーバージョン毎の形式

パスの単純化の機能強化

illustratorが苦手という人の多くは、実はillustratorが苦手というよりも、ベジェ曲線が苦手なのだと感じます。

特にillustrator初心者は、アンカーポイント(頂点)が多くなってしまい、変なところにトゲのようなモノができてしまうのを良くみかけます。

実はベジェ曲線でキレイな曲線を描くコツというのは、なるべくアンカーポイントを少なくするコトですが、これにはそこそこ慣れが必要です。

パスの単純化という機能は以前からありましたが、ポイントが少なくなる代わりに形の変形が酷くなるコトが多々ありました。

今回のバージョンアップでは操作がカンタンになり、元の形に近い状態でポイントを減らすコトができるようになりました。

操作についても2段階の調整ができるようになり、
1段階目ではカンタンに単純化、2段階目では詳細オプションボタンを押すことで、詳細オプションウインドウを呼び出し、より細かく調整するコトができます。

オブジェクト→パス→単純化…、または右クリック→単純化…で呼び出せます。
パスの単純化
単純化詳細オプション

アンカーポイント削除ツールの機能強化

今回本当にillustratorの機能強化は少ないのですが、公式サイトにも載っていない機能強化を海外のユーザーが発見していたのでご紹介します。

パスの単純化はオブジェクト全体に対してかかってしまうため、一部分だけポイントを減らしたい、という目的の場合はマッチしませんでした。

この場合は、アンカーポイント削除ツールを使用します。
しかし、従来は必ず元の形とは変わってしまうという状態でした。

2020でも普通に削除してしまうとやはり形は変わってしまいますが、

アンカーポイント削除ツール

同じコトをShiftキーを押しながら実行してみてください。
すると、元の形を維持した状態でアンカーポイントが削除されています。

アンカーポイント削除ツール2020

これ、地味ですが結構すごいコトだと思うのです。

バックグラウンドでの保存と書き出し

セッジがメインで使用しているPCは、Windows10の自作機です。
4コア8スレッドのCorei7(3.4GHz)なのでまだ現役で頑張れるスペックですが、

特にWindows10にしてからillustratorの保存に時間がかかるのがネックになっていました。

新規保存を選んでファイル名を決め、illustratorオプションが出るまで数分、そこからハードディスクに保存されるまでさらに数分待たされる、という状態です。

今回バックグラウンドで保存ができるようになったコトで、うちのPCでも若干恩恵がありました。

illustratorオプションが出るまでの時間はあまり変わらないのですが(汗)
その設定が終わったらすぐ次の作業に移れるようになっています。

言うならばこれまでの半分の時間で次の作業に移れるようになった印象です。

この「バックグラウンドでの保存・書き出し」の設定は、環境設定のファイル管理・クリップボードにあります。

バックグラウンドで保存・書き出し
以上、セッジ独断によるイラレ新機能紹介でした!
より詳しい機能紹介は、Adobe公式サイトでどうぞ!

Illustrator の 2019 リリースの新機能について説明します。

Photoshop 2020 新機能

ではでは、今度はフォトショの番ですね!

そうだねぇ…。こちらも個人的に注目しているとこで良かったら!

今回の記事を作成するにあたってスクリーンショットの切り出しをしているのですが、せっかくなのでPhotoshop 2020を使ってみたところ…

保存しようとして一瞬戸惑いましたw
今までは見たことがない、以下のようなウインドウが現れたからです。

保存場所の選択

これは確実にiPad版Photoshopが出たコトが影響しているのでしょう。
PSDファイルの保存先がクラウドドキュメントなのかパソコン上なのかを選択するようになりました。

オブジェクト選択ツール

従来のPhotoshopで被写体を選択する場合は、ユーザーが選択ツールを駆使して選択していました。
それが2019では被写体を選択機能により人工知能Adobe Senseiを利用した選択が可能になりました。

しかし、どれを選択するかはAdobe Senseiまかせなため、ユーザーがねらった場所とは違う部分が選択されるコトもありました。

今回はユーザーが指定した範囲をAdobe Senseiが選択するので、ねらった場所が選択しやすくなります。

オブジェクト選択ツール

従来の自由変形を使用

これまではマウスだけの操作では比率は固定されず、Shiftキーを併用すると比率が固定される、という操作体系でしたが、

CC2019からはマウスだけの操作では比率が固定され、Shiftキー併用では比率が固定されなくなる、という逆の仕様に変わりました。

ただ、これは既存のPhotoshopユーザーから大きな反発をされています。(私もその1人)

というのもこの拡大縮小の操作体系は全てのAdobe系ソフトに共通するものであり、illustratorなどPhotoshop以外のソフトでは従来のままです。

そしてPhotoshop自体も図形を描くときは従来どおり使い方をするため、操作性が矛盾しているのです。

今回、2020ではユーザーが任意に選べるようになっています。

環境設定の一般の中に「従来の自由変形を使用」という設定があります。

これによりこれまでと同じ使い方で拡大縮小を行うコトができます。

最初からこういう仕様にして欲しかった

従来の自由変形を使用

以上、セッジ先輩が注目したフォトショ新機能でした!
これ以外の新機能はAdobe公式サイトでどうぞ!


過去バージョンとの共存方法

それでは、旧バージョンを残して新バージョンをインストールする方法です。
Photoshopを例にしていますが、どのソフトでもやり方は同じです。

まず、Adobe Creative Cloudデスクトップアプリケーションを起動します。

このアプリは要するにAdobe CCソフトウェアを管理する役割なのですが、
Adobe CC 2019までは縦長の形をしていました。

Adobe CC 2020からはこれまでよりもソフトウェアの数が増えたコトからか、横長になっています。

ちょっとわかりにくいのですが…、
v20.0.7がPhotoshop CC 2019、v21.0がPhotoshop 2020です。

Photoshop 2020のアップデートボタンを押します。

Adobe CCデスクトップアプリケーション

すると「Photoshopを更新する」というメッセージがでてきます。

CC 2019まではそのまま続行すると過去のバージョンは削除されていたのですが、それによって上書きインストールしてしまうユーザーが続出したためか(?)

今回からは隠された部分にはなっておらず、以前のバージョンを残す状態が基本になっています。

最初からこういう仕様にして欲しかった

これで安心して新しいバージョンを試すことができますね!

Photoshop更新

過去バージョンをインストールする方法

先生…やっちゃったノ…。
前のバージョンを消しちゃったノ…😭
しょうがないなぁ、イーノ君は😅

もし2020をインストールする時に「以前のバージョンを削除」をチェックしてしまい、上書きインストールしてしまったら…。

以下の方法で、再度インストールするコトができます。
バージョンダウンとも言えるでしょうか?

Adobe CCデスクトップアプリケーションの各ソフトウェアを見ると「…」というボタンがあるので、それをクリックすると「他のバージョン」を選択できます。

過去バージョンをインストールする方法1

続いて表示される画面で、現在入手できる全てのバージョンが表示されますので、ここから過去バージョンをインストールしてください。

ただし、現在入手できるバージョンは2018・2019・2020のみになりますのでご注意ください。

過去バージョンをインストールする方法2

新旧両方使っていこう!

最後までご覧いただきありがとうございます。
2020年度バージョンは、やはり最も反響が大きかったのはiPad版Photoshopの公開ではないでしょうか?

例えば「クリエーターが使うPC」と聞かれたら、あなたはAppleのMacを思い浮かべませんか?

それに貢献したのはやはりAdobeのソフトウェア、特にillustratorやPhotoshopだと言えると思います。

現在のAdobe系ソフトはWindowsでも使えるマルチプラットフォームになっていますが、
Macという環境が無かったら、これらのソフトは誕生していなかったかもしれませんので、共生関係にあると言えるのかもしれません。

一時仲違いをしかけた時期もあったAdobeとAppleですが、
こうしてAdobeの旗艦的ソフトであるPhotoshop、そして来年はillustratorをiPadで提供するというコトは、再び両者は共生関係となり

「クリエイターが使うタブレットならiPad」

という概念を強めていくのかもしれません。

とはいえ、それでもまだiPad版Photoshopは完成版とは言い難いので、iPadもPCも両方お持ちであれば、ミックスして使っていくのが良いでしょう。

また、PC版だけで見てみてもファイルの互換性の問題がでる可能性もありますし、
私としては旧バージョンを残して様子をみつつ、新バージョンに移行していくことを毎年オススメしています。

新旧両方、そしてiPadとPCをうまく使い分けていきましょう!

今回は2020版新機能と新旧バージョンの共存法」をまとめてみました!
iPad版Photoshopの破壊力はすごくて…ボクも廉価版ですがiPad買っちゃいました😅
先生うらやましいノ!イーノも使ってみたいノ!

ふふふ…。次はiPad版のレビューも書けるといいな、と思ってるよ😊
さて、もしあなたがイラストレーターやフォトショップの初心者さんなら、ちょっとオススメしたいことがあります!
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ではまた、他の記事でもお会いしましょう!
おつかれさまでした!





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