ひな祭り素材 男雛の描き方01 illustrator CC 講座55-1


3月3日といえば「ひな祭り」ですね。我が家は子どもが2人とも女子なので、小さい頃は毎年ひな人形を飾っておりました。
今回はそのひな祭り素材ということで男雛・女雛のイラスト素材の描き方になります。


ひな祭りの由来

単純にイラストの描き方を記事にするだけではちょっと物足りないので、毎回伝統的なものについては由来を調べてみることにしているのですが、今回も興味深いことがわかりましたので、ご紹介させて頂きます。

ひな祭りの起源は、元々は女の子のための行事ではなく、古代中国の「上巳節」にさかのぼります。

上巳とは、旧暦3月の「上旬の巳の日」のことで、この日に水辺で穢を祓う行事が行われていました。

これが日本に伝来して、日本の習俗と混じり合い、紙などで作った人形に罪穢(つみけがれ)を移し、海や川に流すという祓いの行事となりました。

今でも一部地域でみられる「流し雛」はこの名残です。

この人形が時代が経過するにつれ美しい雛人形へと変化し、人々に愛玩され鑑賞されるようになり、現在の形へと定着していきました

ひな祭りには「桃の節句」という別名がありますが、これは旧暦の3月が現在の4月にあたり、桃の開花期に重なるということと、桃の木に邪気を祓う力があると考えられていた事に由来します。


さて、描き方については、なるべくシンプルにして、男雛(お内裏様)、女雛(おひな様)で各1記事を目指していたのですが、男雛だけで少なめにしても画像が20を超えてしまう事態になってしまったため、男雛だけでも2回に分けることになってしまいました。

お手数をおかけしますが、まずは男雛前後編になりますので、よろしくお願いいたします。

また、今回も下絵を用意しておりますので、以下の絵をクリックして拡大し、コピーまたは保存してお使いください。
男雛下絵
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男雛の顔の作り方

では顔から作っていきましょう。
今回も中心線(垂直方向のみでOK)のガイドの作成をしておいてください。

まずは顔に当たる大きな正円を作成します。

続いて、耳に当たる小さな正円を描き、リフレクトツールでガイド基準にしてAlt(Opt)+クリックしてオプションを表示し、垂直軸を選択してコピーします。
(以下リフレクトコピーと呼びます)
※今回左右対称のため、リフレクトを多用します。

顔の線の内側に、両耳の線が被ってしまいますので、3つの円を選択して、シェイプツールですべて結合しておきましょう。

目は正円、眉は小さな楕円にして、左側を描いたら、これもガイド基準でリフレクトコピーしておきます。

男雛の顔のつくり方
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口については大まかな形で構いませんので、下絵の閉じ口に近いサイズの楕円を描きます。

下絵の方は半円のようになっていますね。
この場合は楕円の上のポイントのみをダイレクト選択ツールで選択します。

そのまま削除すると下半分だけが残り、半円になります。

口の描き方
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髪の作り方

顔ができましたので、髪の毛を追加して頭部を完成させましょう。

曲線ツールを使って、髪の毛の左側だけをなぞっておきます。

他のイラスト素材でも説明いたしましたが、曲線ツールで描いている途中で他の線に触れてしまうと、そちらの線の編集に入ってしまうので、もみあげ部分の頂点については一旦外しておき、一通り描き終わったら調整して、耳と顔の境界の位置に合わせてください。

この状態で選択ツールで選択しなおして、リフレクトコピーします。

左右に形ができますが、髪の毛そのものの形状はまだつながっていませんので、ダイレクト選択、または、なげなわツールで一箇所ずつ選択し、右クリック→平均(二軸でOK)、さらに右クリック→連結をそれぞれの頂点でおこなって一つの形にしておきます。

男雛の髪の描き方01
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ここも髪の毛と顔の輪郭か被ってしまっていますので、顔の輪郭と髪の毛を選択し、シェイプツールで結合しておきます。

こうして出来上がった頭部は、基本形として女雛でも改造して使いますので、女雛の作成時に流用します。

男雛の髪の描き方02
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冠の作り方

冠を作るに辺り少し名称を調べたのですが、冠にはまげを収める巾子(こじ)、その巾子とまげを固定する笄(こうがい)、巾子の後ろに立てる羽状の纓(えい)に別れているとのことです。


冠部位説明

ちなみに、今回の絵のようにが立っているものは天皇のみが使用でき、文官は垂纓(すいえい)、武官は巻纓(けんえい)を使うという習わしがあるそうです。

ではまずは、巾子から作成します。
下図のように曲線ツールで片方だけ描き、リフレクトコピーして、上下の点をそれぞれ連結しておきましょう。

冠の描き方01
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次は纓です。
こちらも片側だけ描き、リフレクトコピー後、上下の点を連結しておきます。
冠の描き方02
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今回はそこまでディティールを追求していませんが、本来は巾子を縛り、顎で固定する結び紐も描いておきましょう。

こちらは曲線を描き、このままリフレクトコピーをするとX字状になります。
続けて直線ツールで左右に笄を描いておいてください。

冠の描き方03
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出来上がった頭部については、後で身体ができた際に前後関係の調整がしやすいので、「頭」レイヤーとしてまとめておきましょう。

それではこれで男雛の頭部ができましたので、一旦前半を終了させていただきます。

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