2024年も春めいて来ました!
ここで春をイメージするムービーを作ってアピールしてみませんか?
Adobe
Expressのアニメーション機能を使えば、春のイメージを簡単に動画化できます!
今回の記事は、
- Illustratorで描いた妖精のイラスト
- Fireflyで生成した桜のリース
を動かして春の訪れをアピールする方法を解説します!
春らしい明るくかわいいムービーを制作しましょう!
Adobe Expressアンバサダー&デザイン講師ブロガーのセッジです!
アイキャッチみたいな、かわええムービー作れるんやね?楽しみやなー!
※この記事はアドビ社およびAdobe Expressのプロモーションが含まれています。
Adobe Express公式サイト
タイトルシーンの編集
タイトルシーンは、タイトルの文字にタイプライター風のフォント「Courier Prime」を選択し、背景に鮮やかに輝く桜のパーティクル素材を配置しています。
手順は以下のようになります。
お好みで変更してみてください。
テキストレイヤーの作成
テキストレイヤーを作成して「Spring」と1行だけ入力し、サイズを調整します。
ここでフォント検索で「Type」と入力すると
Typewriterのカテゴリが表示されるので、「Courier Prime」にします。
これを2つ複製して「has」「Come」と打ち替えます。
1行ごとに分けたのは、それぞれにアニメーションを付けるためです。
3行全て選択して、グループ化して[整列機能]で上下・左右を中央にあわせます。
センタリングが終わったらグループは解除します。
背景動画の配置
背景に動画を配置しましょう。
「桜 パーティクル」で検索して
イメージに近いモノを配置し、サイズを拡大して、位置をあわせます。
新しく配置された要素は一番上のレイヤーになっていますので、レイヤーの順番を入れ替え、
シーン全体を6秒にします。
さらに[レイヤーの表示時間を調整]をオンにして、
背景動画をシーンの終わりにあわせます。
タイトルのアニメーションの設定は1行ごとに、[開始]に[フェード]をつけ、すべて[動作速度]は1秒、[動作]をソフトにします。
時間差で出るように2行目以降を0.5秒ずつずらします。
メインシーンのレイアウト
メインシーンはIllustratorで描いた春の妖精のイラストをCCライブラリに登録し、ライブラリ経由でAdobe Expressに転送、[テキストから画像生成]で生成した背景要素と組み合わせていきます。
それではレイアウトをしていきます。
イラストのライブラリ登録
Illustratorで描いたイラストを新しいライブラリに登録します。
今回はライブラリ名称を「Seasonal
Fairies」としています。
ライブラリに登録する場合は、登録するイラストをすべて選択してください。
このままイラストをライブラリパネルにドラッグ&ドロップすればカンタンにライブラリに登録できます。
Adobe Expressでのレイアウト
Adobe Expressに切り替え、タイトルシーンの次にさらにシーンを追加します。
このシーンの長さは9秒に伸ばして、背景色を桜色に変更しておきます。
桜のリースをイメージして、背景要素を[テキストから画像生成]を利用して画像生成します。
プロンプトは「フラットカラーのアニメスタイル。桜の花で作られたシンプルなリース」
にしています。
生成された桜のリース画像を拡大して、内側に空の写真を入れたいので背景を削除します。
[メディア]を開き「春の青空」で検索して出てきた青空の写真をカンバスに加えます。
リースの内側に収まるよう
[切り抜き]で円形に切り抜き、レイヤーの順番を入れ替えます。
最後に[プロジェクト]→[ブランドとライブラリ]から妖精のイラストを読み込み、サイズを調整すればレイアウト完了です!
メインシーンのアニメーション
前項で作成したレイアウトをアニメーション化していきます。
背景要素のリースは常に回転しつづけ、妖精はフワフワと浮いているイメージにしたいと考えました。
Adobe Expressは詳細なアニメーション…というのは苦手ですが、あらかじめ用意されている動きであれば、簡単にグラフィックに追加する事ができます。
アニメーションには開始・ループ・終了に追加できますが、すべてにアニメーション設定をすると、それぞれがブレンドされたような動きになります。
背景要素のアニメーション
桜のリースの開始に[縮小]をつけ、
動作時間を2秒、動作をソフトにします。
ループには[スピン]をつけ、
動作を3に設定します。
終了に[拡大]を追加して、
動作時間を2秒、動作をソフトにします。
この項の冒頭にも書いたように動きがブレンドされ、回転しながら縮小して現れ、回転し続け、回転しながら拡大して消える、という動きになります。
青空にも開始に[縮小]をつけ、動作時間を2秒、動作をソフトにします。
終了には[拡大]を追加して、同じく動作時間を2秒、動作をソフトにします。
開始と終了を同じ設定にしたので、 桜のリースと青空の2つのレイヤーの始まりと終わりの縮小・拡大が同期して動くようになります。
妖精のイラストのアニメーション
妖精のイラストにも動きをつけたいと思います。
開始に[ライズ]を追加し、動作時間2.5秒、動作をソフトにします。
ループには[波乗り]を追加します。 速度を50、強度を9に設定しました。
終了にも[ライズ]を追加して、動作時間2.5秒、
動作をソフトに設定しました。
開始・ループ・終了すべての動きがブレンドされ、揺れながら上昇して現れ、揺れ続け、揺れながら上昇して消えるという動きになります。
さらに、背景要素より1秒遅れて出るように、
妖精のレイヤーの開始点を1秒短くします。
シーンのトランジション
一通りムービーとしての要素は揃ってきました。
しかし、シーンのつなぎ目は唐突に切り替わります。
特に今回のムービーの場合、1つ目のシーンがフラッシュしてホワイトアウトしています。
スムーズに繋がるようにしたいと思います。
シーン間にトランジションを追加すれば、シーン間の切り替えをスムーズにできます。
シーン間にトランジションを追加して、ディゾルブを設定しました。
効果とBGM
前項で全体的な要素は揃ったのですが、もうちょっと効果を加えて雰囲気を上げたいと思いました。
具体的にはメインシーンに前景に桜吹雪をちらし、BGMを付けていきます。
以下のような流れでさらに要素を追加していきましょう。
桜吹雪の追加と合成
[メディア]の[動画]で「桜吹雪」で検索して、黒い背景の桜吹雪を使います。
配置できたら桜吹雪が全体を覆うようにサイズと位置を調整します。
この状態で[背景削除]機能を使っても背景だけ透明にするのは厳しいので、描画モードを[スクリーン]に変更してみましょう。
明るい部分だけが残るので花びらが合成されます。
BGMの追加
BGMには明るいイメージが欲しいので 「子ども」で検索しました。
「Merry Christmas
Roop」という名前からわかるようにクリスマス用の曲ですが、いわゆるクリスマスソング的なメロディではなかったので、他の用途にも使えそうです。
ということで、この曲を組み込んでみました。
雰囲気はあっている気がするのですが、 タイトルが出てから曲がかかるようにしたいので、 曲全体の長さを13秒に縮めて、 動画全体の終わりにあわせています。
動画版:春のイメージムービーを作る方法
今回の記事の動画版はこちらになります。
文章と静止画像だけではわかりにくい部分もあるかと思いますので、ぜひ動画版をご覧ください。
そしてぜひ高評価&チャンネル登録もいただけましたら幸いでございます!
春のイメージムービーを作る方法
今回の春のイメージムービーの作り方のポイントをまとめてみます。
春の訪れをイメージさせるムービーを公開するのが、ちょうど新年度の始まり時期ということもあり「春・桜・始まり」というテーマを挙げてみました。
また、私のコンテンツの場合「ムードの作り方」というより、
「機能解説」を求められている印象があるため、上記のテーマを具現化するために機能を使い、その機能を解説するという記事、そしてチュートリアルとなっています。
Illustratorで描いたイラストの利用
アニメーションのブレンド
今回の記事で一番紹介したかったのがここです。
Adobe
Expressはグラフィックを簡単にアニメーション化できます。
簡単ということは嫌な言い方をすれば単純ともいえます。
しかしながら、開始・ループ・終了すべてにアニメーションを追加した場合、開始が終わったあと、ループが始まり、ループが終わったあと終了が始まる…といった事にはならず、すべてがブレンドされた状態の動きになります。
特徴的なのが妖精の動きです。
このような組み合わせをぜひ試してみてください。
Adobe Expressを使ってみませんか?
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デザイン業界標準ソフトと言える、アドビのアプリケーションはデザインを仕事にしたいとお考えなら、必修とも言えるでしょう。
しかし「アドビ?難しいんでしょ?」といった声もよく聞きます。
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