配色のキホン 色の3要素と色相配色とは?

色の3要素と色相配色

セッジさん!こんにちは!
前回の色彩のイメージは面白かったです!
おはようございます!セッジです!
それは良かったです!じゃあ今回は色の3要素と色相配色について解説します!
3要素と色相配色を覚えて、良い配色ができるようになりましょう!
色の3要素って、RGBとかですか?

色彩の概念には、色の3要素というものがあります。
RGBも同じく3つに別れていますので、あなたもそのように連想するかもしれません。

加法混色のRGBカラーモードは光の色を、減法混色のCMYKカラーモードはインクなど色材の色を表しています。

これらは具体的な色の数値ですが、色を設計するために必要なのは色の概念と言えるモノです。
これが色の3要素という概念(カラーモデル)です。

【この記事は2022年4月10日に更新されました】

色の3要素とはなにか?


色の3要素

色には3つの要素があります。
「色の3要素」と言いますが、色相、明度、彩度に分解することができます。

HSBまたはHSVと略されます。
イラストレーターやフォトショップではHSBカラーモードという形で使用することができます。

色相(Hue)とは?

色相とは色味のコト。
つまり赤、黄色、緑、青、紫…という色の種類のことです。
0度は赤、90度は紫…と言った具合に角度で表され、360度で0リセットされ、また赤に戻るという形になっています。

わっかになった状態で視覚化できますので「色相環」とも呼ばれます。

彩度(Saturation)とは?

彩度とは色の鮮やかさです。こちらも0~100%で表されます。
彩度が低い場合は白・黒・グレーに近づき、高い場合ははっきりした強い色になります。

これは別名Chroma(クロマ)とも呼ばれます。

明度(Brightness)とは?

明度とは文字通り色の明るさです。
0~100%で表されます。
この数値が低いものは黒、高いものは白となります。

これは別名Value(バリュー)とも呼ばれます。


最も彩度が高い(強い)色を「純色」といいますが、同じ純色でも黄色は明るく、青は暗く見えるという性質があります。

これは黄色が暖色=発光色であり、青は寒色=暗色であることが理由です。

ここで説明した3要素のうち、色相を組み合わせた配色方法があります。
今回はその方法についても解説して行きましょう。

色相配色とは?

色の三要素を踏まえ、色相を使って色を組み合わせていく方法が色相配色といいます。
色相配色とは、色相を2~6等分して、等間隔に離れた色同士を組み合わせていく配色方法です。

最高の彩度=純色のまま組み合わせると目が痛くなることがあります。

その場合は色相での組み合わせを基本として、彩度や明度を調整して組み合わせていくことでバランスのとれた配色にできます。

色同士の角度が離れているため、明瞭性が高くなり、色の選び方に秩序が生まれる配色になります。

色設計を考えやすい配色方法ですので、これを覚えればあなたも色を選択するときに迷いにくくなると思います。

2色配色・ダイアードとは?

ダイアード

色相差を2頭分=180度にした2色(補色関係)を組み合わせた配色方法です。

補色とは絵の具の場合、混ぜ合わせるとほぼ黒になる色です。

お互いを強調しあう関係にありますが、強すぎて目が疲れる印象もあるので、彩度を下げて使うのが良さそうです。

3色配色・トライアドとは?

トライアド

色相差が120度ごとにある3色の組み合わせが3色配色(トライアド)です。
ちょうど正三角形の関係になっています。

大きく色が変化しますが、色相差が全て均等なため実はバランスが良い配色になっています。

4色配色・テトラードとは?

テトラード

色相差が90度ずつの4色の組み合わせの配色が4色配色(テトラード)です。
捕色関係が2組できる配色であるともいえます。

数が多くなっているので、変化に飛んだ賑やかな配色です。

色の3要素と色相配色まとめ

今回は「色の3要素」と「色相配色」について解説しました。
加法混色であるRGBと、減法混色であるCMYKでは、性質が違うため互換性がありません。

色の三要素は色の概念なので、こちらでまず色を設計・配色して、その後それぞれのカラーモードに落とし込むという方法を取ることができます。

また、今回は2色配色のダイアードから4色配色のテトラードまでを解説しています。
実はこの先には5色配色のペンタード、6色配色のヘキサードがあります。

この場合は、

5色配色は色相を5等分するか、トライアドに白と黒を足した配色
6色配色は色相を6等分するか、ペンタードに白と黒を足した配色

とおぼえておくと良いでしょう。

4色配色以上は高難易度になるともいわれます。
まずはダイアードやトライアドでの配色を使いこなすようにすると良いでしょう。

ふぁー…。
なんだか今回も情報量がすごかったですけど、色相配色は覚えると色選びがラクになりそうな気がします!
そう思いますよ!
ひらめきで色を選ぼうとすると苦労しますが、法則を知っていれば色選びと組み合わせがラクになります!
わかりました!
今度色を組み合わせる時には試してみます!
あなたもぜひ、色の3要素と色相配色を活用してくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました!
また他の記事でもお会いしましょう!



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