文字にはイメージがある!? フォントの選び方 タイポグラフィの基本

文字にはイメージがある!? フォントの選び方 タイポグラフィの基本

ブログのアイキャッチどうしようかな~?
文字は力強い感じにしたいけど…明朝体でいいかな!
いやいや!ちょっとまって!
持たせたいイメージと、フォントのイメージがマッチしてないですよ!
え?フォントにイメージなんてあるんですか?
…って、なんかデジャビュ!???😱
ということで、おはようございます!
デザイン講師ブロガーのセッジです!
人は基本的に何にでも意味を感じるので、当然文字の形にもあります!


色に意味があるように、実は文字の形にも意味があります。
文字の形にも「力強さ」だったり「上品」だったり、面白いところでは「明るい」などといったイメージがあるのです。

文字の形を選ぶという行為そのものも、実はデザインの範疇に入ります。

こうして、文字の形や太さを選び、サイズを決め、字間・行間、位置関係などを組み合わせ、可読性・判読性・視認性、そして美しさを意識しデザインする事を「タイポグラフィ」といいます。

デザインとは課題を解決する事です。
そして、その課題を解決するにあたっては「選ぶ事」も重要です。

「なぜそのフォントを選ぶのか」を考えましょう。

文字や文字の構成はもっとも身近で、もっとも目にする「デザイン」です。
あなたもこの記事を読み、ふさわしいフォントを選んでみてください!

書体とフォント

書体とフォントというそれぞれの言葉は、一般的には同じ意味として捉えられているようですが、厳密に言うと少し違います。

書体とは共通したデザイン方針により作られた文字のグループです。
例えばillustratorやPhotoshopに付属する小塚明朝なら、それに用意された太さ(EL~H)も含みます。

それに対してフォントは、書体の中の1つの文字のセットを表しています。
小塚明朝Lと小塚明朝Bは同じ書体のグループだけれども別のフォントである
というような事です。

今回、書体を解説するにあたり、セリフ・明朝・サンセリフ・ゴシック・スクリプト・筆書・デザインの7系統に分類してみました。

書体の系統

上にも書いたようにフォントの形にも意味があります。

「力強くしたいのに細明朝」とか「繊細に見せたいのに太ゴシック」のような使い方をすると、意味と形が矛盾するようなイメージになってしまうのです。

この記事では欧文と和文書体で似た特徴を持つモノをまとめて解説します。

セリフ体と明朝体

セリフ体と明朝体―「大人っぽい」「優雅」「上品」「知的」「繊細」「女性的」―
といったようなイメージを持つ書体が、セリフ体と明朝体です。

セリフ体は文字の線のはしっこに飾りが付いている事が特徴です。
この飾りこそが「セリフ」といいます。

つまり文字にセリフが付いているから「セリフ体」なのです。

明朝体は書体の持つイメージはセリフ体と似たものですが、線のはしに付いているのはセリフではなく「ウロコ」と言います。

セリフやウロコ以外の特徴としては、文字の線の幅に強弱があります。

セリフと明朝体は完全に同一のものではありませんが、それでも持つイメージが似ていることから、同じ様な目的で使用されます。

可読性が高く長文でも目が疲れないので「読ませる文章」である書籍などに良く使用されています。

サンセリフ体とゴシック体

サンセリフ体とゴシック体
―「子供っぽい」「現代的」「面白い」「目立つ」「力強い」「男性的」―
サンセリフ体とゴシック体の持つイメージはこのようなモノです。

サンセリフの「サン」は否定を意味するそうです。
つまりサンセリフとは「セリフが無い」という意味になります。

そのため、線のはしにはセリフがなく、線の太さは一定になっています。

ゴシック体はサンセリフと同じく線の太さはある程度一定になっているのですが、書体によっては「セリフ」のような飾りがあるものもあります。

その意味で言えば、欧米のサンセリフ体と日本のゴシック体も同一とは言えないのですが、持つイメージはやはり似たものとなっています。

視認性が高く瞬間的に見せる事ができるので「見せる文章」である、プレゼン資料やポスター、交通標識などに良く使用されています。

スクリプト体と筆書体

スクリプト体と筆書体―「スタイリッシュ」「伝統的」「和風」「古風」「やわらかい」―
このようなイメージを持つのが、欧文のスクリプトと筆書体です。

スクリプト体と筆書体に共通しているのは「手書き風である」というところですが、スクリプトがペンで描いたようなイメージがあるのに対し、筆書体は文字通り毛筆で描いたようなイメージがあります。

そのため比較的スクリプト系はスタイリッシュで繊細なイメージを持つ事もありますが、太い筆書体の場合は古風で豪快といったイメージを持つ事もあります。

デザイン書体

デザイン書体―「インパクト」「未来的」「独創的」「かわいい」「明るい」―
可読性よりも与えるイメージの方に重きをおいた書体です。

文字の形が非常に独特なモノが多いため、ゴシック体が持つ「現代的」なイメージをさらに進めて「未来的」であるとも言える書体です。

最近は、女性が好んで書くようなペン字風の書体があります。

こちらは厳密には筆書体に入るようにも感じますが、与えられるイメージが「かわいい」などであるため、デザイン書体の一つであると考えられるようです。

手書き風書体
もちろんこれらは絶対的なモノではありません!
傾向として知っておいてもらえればOKです!

文字にもイメージがある

この記事を公開してTwitterを見ていたところ、冒頭のビイヌのように、

「文字の形にイメージがあるとは知らなかった」
「なんとなく雰囲気で選んでいた」

といった反応がありました。

メディアの変遷とともに、フォントの形態も変化していきました。
「活字」「写真植字」を経て現在の「デジタルフォント」に至っています。

フォントはフォントデザイナーが可読性・判読性・視認性の研究の末生み出した魂の結晶とも言えるものです。

そうして洗練されて作られた文字を活用すること。
文字や文字の構成=タイポグラフィは、もっとも身近で、もっとも日常的に目にするデザインです。

その最初の部分が、

「表現したいイメージとマッチするフォントを探す」

つまり撰ぶ事ですね。

一般の人の中には「デザインは自分には関係ない」と考えている人もいますが、実は撰ぶ事もデザインの範疇に入ります。

あなたに伝えたい事・表現したい事があったとき、相応しいフォントを選べば、
あなたがそのフォントを選んだ事そのものにも意味がでてくるのです。

選んだフォントのデザインそのものが、全体的なデザインを左右すると言っても過言ではないのですから。

なるほど…!
デザインにおいて、文字のイメージってとても重要なんですね!
そうですよ~!
いろいろ調べてみてくださいね!
ありがとうございます!
私もいろいろ気にして、見てみます!
最後までご覧いただきありがとうございます! 今回はフォントの選び方について解説しました。
実はこの記事には続きがあります!次はフォントのサイズスタイルについて解説します!
引き続きよろしくお願いします!

フォントは置いただけではもちろん意味がありません。 フォントの持つ力を引き出すためには、そこからさらに設定をしていく必要があります。 この記事ではフォントサイズ・スタイル・変形についての考え方を解説しています。


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