SedgeDesign 文字の逆アウトライン化?! UN-OUTLINEを試してみた!! illustrator CC 講座EX

文字の逆アウトライン化?! UN-OUTLINEを試してみた!! illustrator CC 講座EX

アイキャッチ

UN-OUTLINEはAdobe illustratorでアウトライン化した文字を元の状態に戻すことができるオンラインサービスです。

第三者に文字を含むaiファイルを渡す場合、しばしば文字をアウトライン化する必要があります。

また、逆にアウトライン化されたファイルを支給される場合もあります。

こういう時「この1文字だけ直して欲しいんだけど」と言われると少し困ってしまいます。

これまで、こういう場合はフォントファミリとサイズなどを推測して修正するしかありませんでした。

しかしこのUN-OTLINEを使えば、アウトライン化を解除…正確にいえば図形化された文字を元のテキストオブジェクトに戻すことができるのです!

今回はこのサービスを試用して、実際に元に戻るのか検証してみました!


セッジです!おはようございます!
このソフトはボクのTwitterフォロワーのunoutlineさんが開発中のソフトウェアです。
アウトライン化したテキストを元の状態に戻すことを目的として開発されています!


なぜ文字をアウトライン化するの?

先輩、そもそも文字をアウトライン化しなければ、あとで困ることは無いんじゃないですか?

そのとおりなんだけどね(^_^;)
でもデータを第三者に渡したときに文字化けが起こることがあるんですよ!

使用しているフォントは、それぞれのPCによって違います。
大きなところではWindowsとMacでは標準フォントが違うという問題があります。

この場合、Win→Mac、Mac→Winとデータを受け渡した場合にフォントが変わってしまう、つまり「文字化け」が起こるので、意図したデザインにならなくなります。

以前ビットゼニーコンテストの要項を解説したときに作った画像がありますので、これを使用して説明します。

illustratorは同じフォントがない場合は代替フォントに置き換えますが、最悪の場合は意味がわからない数値や記号の羅列になることもあります。

文字化け

このような事を防ぐためにアウトライン化処理をしておく必要があるのです。
文字の図形化と言えばわかりやすいかもしれません。

この場合はテキストオブジェクトではなくなり、文字の形をした図形オブジェクトとなるため、相手方のPCに同じフォントが無くても影響はありません。

アウトライン化


[Sponcer Link]


illustrattorでSVG形式に変換

それでは、先日書いたウエストワールドの紹介記事用に作ったマズローの欲求5段階説図をアウトラインに変換して試してみます。

今回はTypeKitに含まれるモリサワのフォント、TBUD丸ゴシック Std BTBUDゴシック Std Rを使用しました。

文字をアウトライン化するには、テキストオブジェクトを選択して 右クリック→アウトラインを作成 です。(または書式メニュー→アウトラインを作成)

SVG変換01

また、unoutlineさんのご説明によれば、

「SVG形式、かつ小数点以下の桁数を7にする必要がある」

とのことなので、そのように設定します。

SVG形式での保存は、ファイルメニュー→別名で保存で、ファイル保存ウインドウを呼び出し、ファイルの種類でSVGを選択して保存ボタンを押します。

SVG変換02

つづけてSVGオプションが表示されたら、詳細オプションの中の小数点以下の桁数を7に設定してOKを押します。

これでUN-OUTLINEに対応したSVGファイルとして書き出すことができました。

SVG変換03


UN-OUTLINEで逆アウトライン化

準備もできたのでUN-OUTLINE公式サイトに移動して、試してみることにします。
まずトップページ下部の「無償で変換を試してみる」ボタンを押します。

UN-OUTLINE01

次のページでは「SVGファイルを選択して下さい」タンを押して、アウトライン処理済みのSVGファイルを選択します。

さらに下部にある免責事項を読んだ上で「こちらのページ記載の免責事項・利用規約に同意します」と「AIファイルをSVG形式に変換しました」にチェックを入れておきます。
その後「免責事項に同意して変換する」ボタンを押せば変換が始まります。

しばらく待っていると変換が終わり「変換結果をダウンロード」ボタンが押せるようになります。




illustratorで検証してみよう

変換が終わったSVGファイルをさっそくillustratorで開いてみることにします。

SVGファイルはillustratorのネイティブファイルではありません。
ダブルクリックしてもillustratorでは開きませんので、illustratorのファイルメニューから開きます。

開いてみたところ、テキスト部分はすべてグループになっていましたので、一旦グループを解除します。

つぎに、それぞれの文字をクリックしてみると、

おお!元のフォントにちゃんと戻ってる(・o・)!

ただし、現在のバージョンでは1文字ごとにバラバラになっています。
そのため、今後のバージョンアップで改善していく方向で考えているとのことです。

再度illustratorで確認


バラバラの文字を1つにする方法

このようにバラバラになったテキストオブジェクト。
実はこれを1つに戻す方法があります。

1つにまとめたい文字グループ(グループ化されてなくても複数選択でOK)を選択しておきます。

この状態でコピーまたはカットします。
つぎに文字ツールで適当な場所でクリックして、カーソルを点滅させておきます。

ここでペーストすれば、バラバラだった文字が下図のように1行にまとまっています。

バラバラの文字を1つにする方法

ただ、文字の揃い方によっては変なところに空白ができたりしますし、行ぞろえ、改行、カーニング/トラッキング、行送りの情報などはリセットされています。

このあたりは再度設定する必要があります。

それでも1文字ずつコピーペーストしたりすることを考えたら、これができるだけでも相当ラクなはずです。


まとめ:今後の拡張に期待!

今回はUN-OUTLINEを試用してみました。

アウトライン化したデータに修正が出た場合、冒頭にも書いたようにフォントファミリとサイズを推測するして修正するしかありませんでした。

このソフトを使うことで元に戻せる可能性がでてきたのはすばらしいと思います。

ただ、一旦SVGに書き出してからという部分がネックです。
SVGにするとRGBしか扱えなくなり、レイヤーが無くなってしまうため、ここは少し不便だと感じました。

要望としては、ai形式のままやりとりしたいということですね。
理想的には、プラグインまたはスクリプト化してillustratorだけで完結できると使い勝手がよさそうです。

さて、今回記事化するにあたり、UN-OUTLINEさんからコメントを頂いています。
お試しいただきありがとうございます! 
まだ対応フォント数が足りないので、今後何ヶ月かかけて、対応フォント数を増やして行く予定です。

現状はモリサワパスポートの全フォントに対応しています。

しかし、どうもモリサワパスポートのフォントのバージョンが、半年~一年周期くらいで微妙にバージョンアップされてるようで、例えば筑紫丸ゴ(?)のひらがな部分が対応できない状態になることがあります。

また、近々、typekitの日本語フォントに対応予定です。
今回まだ未対応のはずのtypekitのTBUD丸ゴシック Std Bなどが認識できたのはラッキーでした(笑)
モリサワパスポート収録のものと同じフォントの場合は認識されるのかもです?!

TBUD丸ゴシック Std Bを選んだのはたまたまでした。
それがモリサワフォントだったことが、何のエラーもなく元に戻すことができた理由だったようですね(^_^;)

でも、この「逆アウトライン」というありそうでなかった発想はとても興味深いので、今後ともUN-OUTLINEを見守りつつ、機能アップに期待したいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

これで万が一アウトライン後に上書き…!←
なんてうっかりやっちゃっても困ることが減りそうですね!
では今回はこのへんで!お疲れ様でした!







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