アウトライン化した文字を解除する方法 【UN-OUTLINE】 illustrator CC 使い方

アウトライン化した文字を元に戻す方法 UN-OUTLINE illustrator CC 使い方

UN-OUTLINEはAdobe illustratorでアウトライン化した文字を元の状態に戻すことができるオンラインサービスです。

第三者に文字を含むaiファイルを渡す場合、しばしば文字をアウトライン化する必要があります。

なぜならば、自分が持っているフォントを相手も持っているとは限らないからです。

この場合はアウトライン化する前のファイルを残しておけば問題ありません。

ですが、しばしば、お客さんからアウトライン化されたファイルを支給される場合があります。

こういう時「この1文字だけ直して欲しいんだけど」と言われると少し困りますね。
※このケースでは大抵お客さん側に元ファイルが無かったりします…。

これまで、こういう場合はフォントファミリとサイズなどを推測して修正するしかありませんでした。

しかしこのUN-OTLINEを使えば、アウトライン化を解除…正確にいえば図形化された文字を元のテキストオブジェクトに戻すことができるのです!

今回はこのサービスを試用して、実際に元に戻るのか検証してみました!

セッジです!おはようございます!
このソフトはボクのTwitterフォロワーのunoutlineさんが開発中のソフトウェアです。
アウトライン化したテキストを元の状態に戻すことを目的として開発されています!

【この記事は2019年9月13日に更新されました】

なぜ文字をアウトライン化するの?

先輩、そもそも文字をアウトライン化しなければ、あとで困ることは無いんじゃないですか?
そのとおりなんだけどね(^_^;)
でもデータを第三者に渡したときに文字化けが起こることがあるんだよ!

使用しているフォントは、それぞれのPCによって違います。
大きなところではWindowsとMacでは標準フォントが違うという問題があります。

この場合、Win→Mac、Mac→Winとデータを受け渡した場合にフォントが変わってしまう、つまり「文字化け」が起こるので、意図したデザインにならなくなります。

以前ビットゼニーコンテストの要項を解説したときに作った画像がありますので、これを使用して説明します。

illustratorは同じフォントがない場合は代替フォントに置き換えますが、最悪の場合は意味がわからない数値や記号の羅列になることもあります。

文字化け

このような事を防ぐためにアウトライン化処理をしておく必要があるのです。
文字の図形化と言えばわかりやすいかもしれません。

この場合はテキストオブジェクトではなくなり、文字の形をした図形オブジェクトとなるため、相手方のPCに同じフォントが無くても影響はありません。

アウトライン化

[Sponcer Link]


illustratorでSVG形式に変換

たとえば以前作成した、マズローの欲求5段階説図をアウトラインに変換して試してみます。

今回はAdobeFontsに含まれるモリサワ(タイプバンク)のフォント、TBUD丸ゴシック Std BTBUDゴシック Std Rを使用しました。

文字をアウトライン化するには、テキストオブジェクトを選択して 右クリック→アウトラインを作成 です。(または書式メニュー→アウトラインを作成)

SVG変換01

過去のバージョンでは、illustratorからSVG形式に書き出す必要がありました。

2019年9月現在はなんと、illustratorでコピーするだけになっています。

そのため、illustrator側ではアウトライン化された文字をコピーしたら準備完了です!
…と言いたいところなのですが、1つだけ修正する点があります。

環境設定によってはun-outlineにペーストする事ができません。

必ず、環境設定の「ファイル管理・クリップボード」にある、
「SVGコードを含める」をチェックした上でコピーするようにして下さい。

UN-OUTLINEで逆アウトライン化

準備もできたのでUN-OUTLINE公式サイトに移動して、試してみることにします。
まずトップページ下部の「無償で変換を試してみる」ボタンを押します。

UN-OUTLINE01

次のページではillustratorでコピーしたパスをコピーするフィールドがありますので、そちらにペーストしておきましょう。

ペーストすると文字列が現れますね?
画像をコピーしたハズなのに??と思われるかもしれません。

実はillustratorもSVGもベクター画像は、本来はこういった文字列です。
それをベクターが読み取れるソフトが人間がわかるように画像化しているのです。

それでは下部にある免責事項を読んだ上で「免責事項・利用規約に同意します」にチェックを入れて「コピー&ペースト完了」ボタンを押します。



すると文字列情報を読み取って画像化された画面が現れます。
ここでもう一度「免責事項に同意して変換する」ボタンを押せば変換が始まります。


しばらく待っていると変換が終わり、
「パスオブジェクトをクリップボードにコピー」
または「変換結果をダウンロード」ボタンが押せるようになります。

ボタンでクリップボードにコピーできるのは残念ながらWindowsだけで、Macの場合はSVGファイルとしてダウンロードするというコトですが、

サファリをお使いの場合は画像を右クリックしてコピーする、クロームの場合も画像をコピーすれば(画像をコピーではなく、ただのコピー)、illustratorにペーストが可能です。

また、文字列そのものをコピーして、illustratorでペーストすることでも文字の状態に復元できます。


illustratorで検証してみよう

当方の環境はWindowsです。
変換されたデータをコピーしてillustratorに戻してみることにします。

illustratorに戻ってペーストしてみると、テキスト部分はすべてグループになっていました。
また、テキストの周囲に四角形ができていましたのでグループを解除し、余分なものは削除します。

つぎに、それぞれの文字をクリックしてみると、

おお!元のフォントにちゃんと戻ってる😲

ただし、現在のバージョンでは1文字ごとにバラバラになっています。
そのため、今後のバージョンアップで改善していく方向で考えているとのことです。

再度illustratorで確認

バラバラの文字を1つにする方法

このようにバラバラになったテキストオブジェクト。
実はこれを1つに戻す方法があります。

1つにまとめたい文字グループ(グループ化されてなくても複数選択でOK)を選択しておきます。

この状態でコピーまたはカットします。

つぎに文字ツールで適当な場所でクリックして、カーソルを点滅させておきます。
ここでペーストすれば、バラバラだった文字が下図のように1行にまとまっています。

バラバラの文字を1つにする方法

ただ、文字の揃い方によっては変なところに空白ができたりしますし、行ぞろえ、改行、カーニング/トラッキング、行送りの情報などはリセットされています。

このあたりは再度設定する必要があります。

それでも1文字ずつコピーペーストしたりすることを考えたら、これができるだけでも相当ラクなはずです。

まとめ:今後の拡張に期待!

今回はUN-OUTLINEを試用してみました。

アウトライン化したデータに修正が出た場合、冒頭にも書いたようにフォントファミリとサイズを推測するして修正するしかありませんでした。

このソフトを使うことで元に戻せる可能性がでてきたのはすばらしいと思います。

以前のバージョンでは、一度illustratorからSVGに書き出して、Web上でun-outlineに読み込ませるという方法でしたが、

現在のバージョンでは双方でコピー&ペーストが可能になったので、かなり手軽に使えるようになりました。(※双方可能なのはWindowsのみです)

今回記事化するにあたり、UN-OUTLINEさんからコメントを頂きました。
お試しいただきありがとうございます!
まだ対応フォント数が足りないので、今後何ヶ月かかけて、対応フォント数を増やして行く予定です。
現状はモリサワパスポートの全フォントに対応しています。
しかし、どうもモリサワパスポートのフォントのバージョンが、半年~一年周期くらいで微妙にバージョンアップされてるようで、例えば筑紫丸ゴ(?)のひらがな部分が対応できない状態になることがあります。
また、近々、typekitの日本語フォントに対応予定です。
今回まだ未対応のはずのtypekitのTBUD丸ゴシック Std Bなどが認識できたのはラッキーでした(笑)
モリサワパスポート収録のものと同じフォントの場合は認識されるのかもです?!
私がTBUD丸ゴシック Std Bを選んだのはたまたまでした。
それがモリサワフォントだったことが、何のエラーもなく元に戻すことができた理由だったようですね(^_^;)

でも、この「逆アウトライン」というありそうでなかった発想はとても興味深いので、今後ともUN-OUTLINEを見守りつつ、機能アップに期待したいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

これで万が一アウトライン後に上書き…!←
なんてうっかりやっちゃっても困ることが減りそうですね!
アンアウトライン、ぜひお試しください!





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