ヒーローのデザイン 仮面ライダーディケイドとジオウ

仮面ライダーディケイド:Amazon

ついに発表されました!
ビルドの次作にして平成最後の仮面ライダー!その名も、

仮面ライダージオウ

「時空をめぐり、歴代の仮面ライダーと共闘し、そのライダーの能力を使用できる」のがコンセプトだと言われています。

ん…?なんだか良く似たコンセプトのライダーがいましたよね?
そう、平成ライダー10作目の仮面ライダーディケイドです。
メインビジュアルを見たところ、ジオウとサブライダーのすぐ横に他のライダーよりも大きくディケイドの姿が!
これを見てふと以下のようなことをつぶやいたところ…、


アニメWEBメディア「アニメ!アニメ!」さんで、ツイートが紹介されていました(笑)

私の持つ熱いなにかが伝わったようですので(笑)
せっかくですし今回は「ディケイドとジオウ」をテーマに考察してみます!


セッジです!おはようございます!
実はこの2つの作品、両方共数字が隠されています!

ディケイドは結構有名ですね。英語で Decade は10年という意味です。
クウガから数えて10年目に入ったという意味です。

じゃあジオウは?というと、ネットでの噂では20とZOをかけているそうです。
ZOという仮面ライダーは昔いましたので、時の王ということでZI-Oになったということでしょうか。

額の針が10時10分となっているのも意味がありそうですね。
10+10=20、という説が有力です!

【この記事は2019年1月20日に更新されました】
【この記事はプロモーションをふくんでいます】

仮面ライダーディケイドあらすじ

光写真館の孫娘・光夏海(ひかりなつみ)は繰り返し悪夢を見ていた。
多数の仮面ライダーが、たった一人の敵=ディケイドに総攻撃をかけるが、返り討ちにあい全滅するという夢だ。

日常では写真館に居候する記憶を失った青年・門矢士(かどやつかさ)への客からの苦情を受け、士への説教をするという毎日だった。

ところが突然、世界のあちこちで謎のオーロラが発生し、そこから大量の怪人が現れて人々を襲い始める。
騒動の中、夏海とはぐれた士は、不思議な青年=紅渡(くれないわたる)と出会い、自身が仮面ライダーディケイドであること、そして9つの世界が1つに融合し、それにより全ての世界が崩壊しかけていることを伝えられる。

紅渡との邂逅の後、ようやく夏海を見つける士。
しかし彼女は今まさに怪人に襲いかかられるという状況だった。

その時、士は彼女が偶然見つけたバックルに注目する。
士は夏海からバックルを受け取ると、仮面ライダーディケイドに変身し怪人を打ち倒す。

そして世界の崩壊を止めるため、士と夏海の長い旅が始まった。

仮面ライダージオウあらすじ

2018年秋 ――
王になることを夢見る2000年生まれの主人公の前に突如現れたタイムマシーン。

そのタイムマシーンから現れた謎の少女は彼に告げる。
「私は2068年からやってきた。未来の世界は魔王が君臨し、人々を苦しめ、希望のない世界を創りだしている」

そんな絶望的な未来の世界を変えるために2018年にやってきた少女はさらに告げる。
「未来のアナタこそが、いずれ世界を破滅させる魔王にして時の王者“ジオウ”となる」と。

仮面ライダージオウに変身する運命にある主人公、彼はヒーローではなく未来の魔王になってしまうのか・・・果たして未来の運命は?

これは時空をまたにかけ、歴代平成仮面ライダーたちと出会いながら、過去・現在・未来、あらゆる時を救うために戦う次代の王となる仮面ライダーの物語。
《東映公式サイトより引用》

【2018年8月7日よりPRムービーが公開されていました】


ディケイドとジオウの共通点

過去のライダーに変身できる

まずディケイドですが、平成仮面ライダー第10作ということで、自身を含むクウガ~キバまでの10人のライダーに変身できるという特性を持っています。

ディケイドは平成ライダーの力を持つカードの力をベルトのバックル(ディケイドライバー)に差し込むことで平成ライダーに変身し、その能力を使用できます。

この場合、変身後は過去の平成ライダーの姿になります。
例えば仮面ライダークウガに変身した場合はベルト以外はクウガそのものになります。

※ジオウに登場したディケイドは、ディケイドライバーが更新され、ネオディケイドライバーとなり、平成ライダー19人に変身できるようになっていました。

ジオウは平成仮面ライダー第20作です。
ディケイドと同様に、自身を含む過去のライダークウガ~ビルドまでの20人の能力を使用できます。

しかし、ディケイドがライダーカードの力で過去ライダーになりきるのに対し、ジオウは平成ライダーの力を秘めた「ライドウォッチ」ベルトのバックル(ジクウドライバー)に取り付けることで、平成ライダーの「アーマー」を装着するという点が異なります。

つまり、どこかジオウのフォルムを残した状態で別のライダーの能力が使用できるようになるのですね。

さまざまな世界に干渉できる

ディケイドとジオウ、この2つのライダーはさまざまな世界に移動することでドラマを生み出すというのが共通点です。

ディケイドの特性は「次元の移動」、つまりパラレルワールドを行き来する能力です。

※門矢士は記憶喪失であるという設定から、TV放送中は自分の意思では自由に移動できませんでした。完結編以降はその力を取り戻し自由に移動できるようになっています。
ジオウで再登場したディケイドは、パラレルワールドに加え時間移動も可能になっていました。タイムマジーンを使用しないと時間移動ができないジオウよりも能力が上になっています…!

ジオウの特性は「時間の移動」です。
ロボット型タイムマシン=タイムマジーンに乗って時間移動を行うようですが、この「時間を移動するライダー」というと同じコンセプトを持つライダーがいますね。

そう「仮面ライダー電王」です。
電王の場合は「時の列車デンライナー」によって時間移動をしていました。

実は電王の初期コンセプトには「時間を移動し過去のライダーと共闘して問題を解決していく」というものがあったそうです。

そこから「過去のライダーと共闘」という部分は「平行世界のライダーと共闘」に変更され、10作目のディケイドとなります。

その意味ではディケイドは電王2と言えます。

ジオウは電王初期コンセプトそのものになっていますので、電王3とも言え、ディケイドに加え電王もストーリーに深く関わってくる可能性もありそうですね。

[Sponcer Link]


主人公がラスボス

ディケイドは宿敵・鳴滝に「世界の破壊者」と決めつけられ、憎まれています。
ネタバレになってしまいますが…、それもそのはず。

ディケイド=門矢士は、ショッカーの大首領だったのです。
(劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカーより)

そしてディケイドの物語最大の問題である、次元融合。

この原因はディケイドにあると、全てのライダーがディケイドを排除すべく襲いかかってきます。

ジオウもこの辺りはとても似ています。

あらすじにあるように、主人公の前に現れたタイムマシーンに乗る少女-ツクヨミに「あなたこそが、いずれ世界を破滅させる魔王となる」と告げられます。

この設定、ディケイドとかなり共通していますね。
ショッカーの大首領ともいえば、人類にとっては魔王のようなものですし、まさに「世界の破壊者」というところが最大の共通点です。

そして「主人公が魔王になる」という設定。
古くからのライダーファンは一つ思い当たることが無いでしょうか?

故石ノ森章太郎先生の最後の仮面ライダーの漫画「仮面ライダーBlack」です。
これはTV版もありますが、TV版と漫画版は結末が異なります。

秘密結社ゴルゴムが待ち望む「未来の魔王」としてブラックサン(仮面ライダーブラック)とシャドームーンが生み出されます。

その最終回では魔王になることを選んだシャドームーンと戦って倒しますが、シャドームーンは最後に不吉な言葉を残します。

「オレが死ねばオマエが王になるのだ」

ジオウでは、ジオウに似た姿のサブライダー・ゲイツが登場することから、この辺り原作版「仮面ライダーBlack」を踏襲しているようにも考えられるのです。

ゲイツはジオウが魔王になる前に倒すために50年後の未来からやってきました。

そして、仮面ライダーディケイドの干渉(破壊)により、やはりゲイツはもう一人の王とも言える存在「未来の救世主」ゲイツリバイブとなる、もう一つの未来があることがわかりました。

ちなみにディケイドでは、TV版仮面ライダーBlackで主人公南光太郎を演じた倉田てつをさんが同役で出演され、往年のファンを沸かせていました。


ライダーのデザイン

平成ライダーの大きな特徴はクウガとアギトを除き、変身アイテムがベルト以外にもあることです。

仮面ライダー龍騎ではトレーディングカード、555では携帯電話、電王では交通系ICカード、WではUSBメモリなどと、当時の子どもが憧れた「ガジェット」をキーアイテムにしています。

ディケイドの頃はバーコードを使って遊ぶゲームが流行った時期だったでしょうか。
マスクとエンブレムを見ればわかるようにバーコードをモチーフにしたデザインになっています。

とくにディケイドはデータカードダスというカードゲームと連動することもあり、カードシステムというものを強く意識したデザインとなっています。

ジオウの方はどうでしょうか。
最初のネットの情報ではシルエットでのみ形を見ることがありましたが、丸いマスクに二本の触覚(アンテナ)という、仮面ライダーとしてはオーソドックスなデザインでした。

ビジュアルが解禁されたあとは、まずマスクから胸にかけて腕時計とハンドベルトの意匠があり、アンテナは長針と短針で「時計モチーフのライダー」というデザインがよくわかります。

ジオウの変身アイテムはベルトと「ライドウォッチ」の組み合わせになります。
ベルトのスロットにライダーのエンブレムを模した文字盤のようなものを差し込む形になるようです。

腕にもライドウォッチ用のスロットが見えますので、ここに差し込むことでジオウまたは過去ライダーの力を使うことになるのではないでしょうか。

全体的にはかなりライダーのフォーマットを守っている印象があります。
仮面ライダーエグゼイドのようにかなり尖ったモノがあるのにも関わらず「普通」な感じのデザインだと思いました。

初見では。

マスクをクローズアップしてみますと、目が実は「ライダー」と文字になっています。
さらに額の部分には小さく「カメン」と書いてあり、実はマスクだけで「仮面ライダー」と主張しています(笑)

サブライダーのゲイツの方は「カメンらいだー」と後半だけひらがなです。
※ちなみにゲイツのライダーキックが幼児誌で紹介されていましたが、足裏にきっくと書いてありました…(笑)

双方ともにオーソドックスなシルエットを持ちながらよく見ると笑ってしまう、そんなデザインですね。


いま改めてもう一度みたいディケイド

今回は仮面ライダーディケイドとジオウの共通性、そして実はディケイド以外からも遺伝子を感じるということで、ジオウがどのような作品となるのかを探ってみました。

ライダー作品の中では嫌われることも多いと言われるディケイドですが、実は個人的には好きな作品だったりもします。

もともと平成ライダーは昭和ライダーと違い、作品間の世界のつながりはありませんでした。

しかし、ディケイド以降、世界に繋がりがあったり、パラレルワールドという概念を取り入れることで、前作と次作のライダーが共演するというスタイルになりました。

昭和世代においては、現役ライダーのピンチに先輩ライダーが駆けつけるという展開にとても興奮したのではないでしょうか?

よく大人は「子どもは切り替えが早い」と言う人もいますが、本当はそうでもなく、やっぱり自分が大好きだったものには思い入れが深いと思います。

私は、この先輩から後輩へのバトンタッチという演出は、ヒーロー番組にとっては大事なものだと考えています。

仮面ライダージオウ 第13話~第16話まで、仮面ライダーディケイド・門矢士役の井上正大さんが出演されました。

第13話はゴースト編ですが、それ以降も出演されるとの事。
通常であれば過去ライダーは2話だけ登場し、次のライダーに切り替わりました。

しかし、ディケイドの場合は…。
なんと4話も登場しています。

そして、本来ゴースト回だったはずの13話と14話ですが、仮面ライダーゴースト・天空寺タケル役の西銘駿さんが出演しているのにもかかわらず、それを凌ぐ存在感で文字通り、全てを破壊してしまいました。

「おのれディケイド」


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仮面ライダージオウの先輩はビルドですが、「前作」はディケイドだとボクは思っています!
放送開始の9月まで、最終回に向かうビルドを見守りつつ、ディケイドも振り返ってみてはいかがでしょう?!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!




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