星座線の描き方 いて座(射手座)編 illustrator CC 講座72


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11/23~12/21の誕生星座と言えばいて座(射手座)です。
この星座はさそり座と同じぐらい古くから存在していたと言われ、トレミー48星座のひとつで黄道十二星座の一つでもあります。

さそり座から東側を見ると、ひしゃくの形をした6つの星があります。
これは北斗七星に対して南斗六星と呼ばれています。
この南斗六星から星をつないでいくといて座となります。

半人半馬のケイローンが弓を構えている姿といわれていますが、さそりが夜空で暴れ出さないよう、矢の先はさそりの心臓を狙っているのだとも言われています。

この星座にはどのようなエピソードがあるのでしょうか?
今回はいて座の星座線を描きながら、星座の物語に思いをよせてみましょう。

セッジです!おはようございます!
いて座は、ギリシャ神話の大賢者ケイローンをモデルにしていると言われています。
あまたの英雄を育てたと言われるケイローン。
神話もちょっと気になりますね!

いて座の神話

昔、ケンタウルス族という上半身は人間、下半身は馬になった種族がいました。
彼らはひどく野蛮な種族でしたが、ケイローンだけは違いました。

ケイローンは、ゼウスの父で時の神クロノスとニンフのフィリラとの間に生まれた神の子だったのです。
クロノスが妻の女神レイヤーの目を盗んでフィリラに会いに行く時、馬に姿を変えていったため、ケイローンはケンタウルスと同じ姿で生まれたのです。

ケイローンは大変賢く、医術の他、音楽や哲学、占星術や武術の技など、あらゆる学術に長けた人物でした。

そのためケイローンは、多くの英雄たちの師となりました。

たとえばヘラクレスには戦いの技を、太陽神アポロンの息子アスクレピオスには医術を教え、弟子たちからはとても尊敬されていました。

ある時、ケイローンの家に突然3人のケンタウルス族が逃げ込んできました。
彼らは英雄ヘラクレスに追われていたのです。

ヘラクレスが友人のケンタウルス族のポロスと酒を飲んでいると、酒好きの他のケンタウルスたちが酒をもとめて襲いかかってきました。

武勇にすぐれるヘラクレスはこれを返り討ちにします。
ヘラクレスの力に恐れをなしたケンタウルスたちは逃げ出し、そのうちの3人がケイローンの家に隠れたのです。

ケイローンの家と知らず、追い詰めたとみたヘラクレスは後先考えずに弓を引き絞り矢を放ちました。

手応えありと、家の中に飛び込んだヘラクレスはこの光景を見て真っ青になりました。

ヘラクレスが放った矢は、師匠であるケイローンの膝を射抜いていたのです。
この矢にはヒドラの猛毒が塗ってあったので、たちまちケイローンは苦しみ、もがき始めました。
ケイローンは神の子で不死身だったため、苦しみながらも生き続けてしまいます。

師匠が苦しむのを見かねたヘラクレスは、 大神ゼウスに祈り、ケイローンの不死身を解いてもらいました。

こうしてケイローンは苦しみから解放され、安らかに冥界へ旅立っていきました。

しかし、ケイローンの死を惜しんだ大神ゼウスは、ケイローンの姿を星座にしました。
これがいて座だと言われています。

いて座マークの描き方

いて座のマークは、弓につがえた矢をイメージしているようです。
矢印に横線を加えた形ですので、このマークも比較的簡単だと考えられます。

それでは、今回も幅・高さ300pxの36マスグリッドを使用して描いていきます。

36マスグリッドの作り方星座マークの作り方 やぎ座編
36マスグリッド

以下のマーキングした位置関係を参考に、まずは上部の矢印の山型部分を描きましょう。

横線は弓をイメージしているようで、マークによってはかなり弓形状の強いマークもありました。
当ブログでは一般的に多く使われている形にしています。

もう一つの要素としての縦線を加え、あとは全部選択して回転ツールなどで45度回転させれば、いて座のマークの完成です。


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いて座星座線の描き方

ではマークの作成が終わりましたので、いて座の星座線を描いていきます。

星座図鑑サイトの星座名一覧ページから、いて座のページに進み、星座線を表示した状態でスクリーンショットを撮ってください。

星座図鑑サイトの使い方、スクリーンショットの撮り方は以下の記事をご覧ください。
スクリーンショットを撮ったらこちらのページに戻ってきてくださいね。

なお、星座図鑑Webサイトについては私が管理しているサイトではありません。
星座図鑑様より許可されている範囲をご理解いただければ幸いです。

星座図鑑サイトにてスクリーンショットを撮ったら、illustratorに配置して、画像を切り抜き、アートボードサイズなどを調整しておきましょう。


このスクリーンショットを配置したレイヤーを「下絵」というレイヤー名に変更してロックし、その上に星座線レイヤーを作成しておきます。


いて座の星座線はまず目印となる「南斗六星」
南斗六星のひしゃく型の柄の端を起点として、弓があり、その弓から馬の下半身をイメージする配列があります。

そこでまずは弓を描きましょう。
μ星ポリスからスタートして(横にした)W字を描き、δ星カウス・メディアから矢を描きます。

弓が描けたら、手にあたるλ星カウス・ボレリアスからスタートして腕と下半身を描いていきます。

さらにζ星アスケラからスタートして前脚を描けば星座線は完了です。


星座線から星を作る方法

星座線ができたところで、それぞれの恒星を配置していきましょう。
まずは星座線レイヤーを複製し、「恒星」と名前を変更しておきます。


つぎに星座線レイヤーはロックまたは非表示してから、恒星レイヤにある全ての線を選択します。

線を選択した状態で、
選択メニュー→オブジェクト→方向線のハンドルを実行しましょう。
アンカーポイント間の線=セグメントのみが選択されます。
※CC2019から方向線のハンドルはセグメントに変更されました。

これでセグメントを削除するとアンカーポイントのみが残ります。

残ったポイントを選択したまま、ブラシパネルの「10pt 丸筆」をクリックすれば星が全て丸い点になります。

最後に、各星の色は星座図鑑の色を参考に変更し、星座線の線幅は2px、恒星のポイントは0.75pxに変更しておきます。

これでいて座星座線の完成となります。


星座シリーズのフィナーレ

最後までご覧いただき、ありがとうございます!

多くの弟子をもつギリシャの賢者ケイローン。

ケイローンの弟子は今回登場した怪力の英雄ヘラクレス、後に医術の神となるアスクレピオス、アルゴ探検隊を指揮したイアソン、トロイア戦争で有名な英雄アキレス。
どの物語でも主人公クラスとなる英雄たちを育ててきました。

しかし最期は弟子であるヘラクレスの誤射により生命を落とすという、非常にせつないものですね。

そして、ゼウスに惜しまれ星座になったあとも、空の平穏を守るためにさそり座をみはっているという伝説もあり、義に厚い人物(神)のようですね。

さて、じつは今回で黄道十二星座がそろいましたので、星座シリーズはひとまずの終了となりました。

当初は「毎月かならず制作できるお題」ということで始めたものでした。
まだ1年は経っていないものの、12の星座=12ヶ月分ということで、月日の流れがとても速くて驚いています。

こういったものはイラスト的には全セットそろってから、黄道十二星座であれば12の星座が出来て初めて次の展開ができると良く言われますので、今後は一揃えで見ていただければさいわいです。

それでは今回作成した星座線などの素材を配布いたします。

素材フォルダの中に下絵(sagittarius-draft.jpg)も入れておきますので、もし星座絵の描き方にもご興味があればご利用ください。

イラスト素材については基本的に自由にご利用いただけますが、著作権は放棄していないため、素材サイトへのアップ、素材としての販売は許諾しておりません。

ご理解の程、よろしくお願いいたします。


荒っぽかったり、色ごとが好きな登場人物が多いギリシャ神話の中でも、かなりの善人(神)と感じるケイローンですが、最期が育てた弟子に…というのが悲しいですね。
ではまた他の記事でもお会いしましょう!お疲れさまでした!


イラストレーター講座の中で星座に特化しているのが、
Tales of Zodiac「星物語」です。

講座としましては、主に星座マークと星座線の描き方を解説しています。
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